〜Captain America: The First Avenger〜
アメコミの2大出版社のひとつマーベル社(もう一つはDC社)の最初のヒーロー
アイアンマンよりスパイダーマンよりずっと前のヒーローの誕生の物語
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アヴェンジャー」をご紹介しましょう。

THE アメリカンヒーロー:★★★★★
安心なヒーロー: ★★★★★
ヒーロー万歳: ★★★★★
監督はJoe Johnston
(「ジュラシックパークV」「ミクロ・アドベンチャー」他監督
「ヤング・インディアナジョーンズ」他TV監督)
コミック原作はJack Kirby
(「ハルク」「ファンタスティック・フォー」「アイアンマン」他コミック多数)
& Joe Simon
脚本はChristopher Markus & Stephen McFeely
(「ナルニア王国物語」全作 他脚本)
出演は
クリス・エヴァンズ:as Captain America / Steve Rogers
(「フェイク・シティー」「ファンタスティック・フォー」他出演)
ヘイリー・アトウェル:as Peggy Carter
(「ある公爵夫人の生涯」「ハウ・アバウト・ユー」他出演
他TV映画in UK多数出演)
トミー・リー・ジョーンズ:as Colonel Chester Phillips
(「逃亡者」「JFK」「バットマン・フォーエバー」
「メン・イン・ブラックT/U」「ノー・カントリー」他多数出演)
スタンリー・トゥーチ:as Dr. Abraham Erskine
(「ジュリ―&ジュリア」「プラダを着た悪魔」「ラブリー・ボーンズ」
「メイド・イン・マンハッタン」「ターミナル」他多数出演)
ヒーローはこうでなくっちゃ

ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
*************** 続き ↓↓↓↓↓↓ **************
舞台は1941年。第二次世界大戦真っただ中のブルックリン。
ナチス軍の攻撃に立ち向かうべく多くの若者が軍隊に志願する中、
喘息もちで体の小さいロジャーズ(Chris)は、採用テストに落ち続けていた。

ところが、
正義感と勇気が人並み以上のもやしっこロジャースはある日、
天才科学者アースキン博士の目にとまる
博士は、人間の肉体、細胞のすべてを極限まで成長させ、
良くも悪くも完ぺきな人間に育ててしまうことができる、
そんな薬を完成させていたのだった。
こうして幕を開けるのは、
スーパーヒーローになった心正しいもやしっこの物語。
気持ちいいですよー♪
ヒーロー版のシンデレラストーリーといえるかもしれませんね。
男子も女子も、自分が弱いと知りつつ
がんばって強くなる主人公が大好きなのは永遠に変わらないのです。
ただ、これがただのヒーローもので終わらないのは、
原作のアメコミが描かれた時代が本当に1941年で、
打倒ナチスをリアルタイムで感じて創られた作品であること、
このためFBIの護衛まで必要となって、賛否両論あったのだけれど、
それでも描き続けた作品だった、なんてところにもあるのかもしれません。
もちろん史実に基づいた話では一切なく、
手放しでヒーローを応援できるアメコミムービーですけれど。

さてさてそんなキャプテン・アメリカは
キャストも素晴らしいです。
オスカー俳優のトミー・リー・ジョーンズが大佐でたっぷり旨味をだせば
戦場でも絶対に完璧メイクのヘイリーも美しい♪
〜そんな「つっこみどころ」があえて満載なのもアメコミならでは♪〜

七変化のスタンリーは文句なしにアメコミの天才科学者ですし、
デスパレートナ妻たちではDave役で謎たっぷりだったNeal McDonoughも
楽しいチェックポイント。
戦いのシーンでも、驚きの最新兵器を使うので、
おこさまのビジュアル的にも安心の一本。
ロジャーにいたっては、
極限のパワーをもった、あくまでも「人間」のヒーローですしね。
公開は10月。
何と2012年の8月には続編、というか、本編"The Avenger"も決まっています。
(エンディングクレジットで席を立たれませんように)
古き良きアメリカの街並みも楽しめる一本。
クールダウンしているだろう秋にヒーロー映画をぜひ。

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