本日の映画:親愛なるきみへ 〜Dear John〜
涙を誘うラブストーリーの巨匠といっても過言ではないニコラス・
スパークス原作、感動作を撮る天才ラッセル・ハルストレムの最新作
「親愛なるきみへ」〜Dear John〜をご紹介しましょう。
想い出: ★★★★★
年月: ★★★★★
みえないもの: ★★★★★
監督はラッセ・ハルストレム
(「サイダー・ハウス・ルール」「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」
「愛に迷った時」「ギルバート・グレイプ」他監督多数)
原作はニコラス・スパークス
(ウォーク・トゥー・リメンバー」「きみに読む物語」他著書多数)
脚本はジェイミー・リンデン
出演は
アマンダ・サイフリッド:as Savannah
(「ジュリエットからの手紙」「マンマ・ミーア」「赤ずきん」他出演)
チャニング・テイタム:as John
(「G.I.ジョー」「僕が結婚を決めたワケ」「ステップ・アップ」他出演)
リチャード・ジェンキンス:as Mr. Tyree
(「ハンナとその姉妹」「扉をたたく人」「食べて祈って恋をして」
「バーン・アフター・リーディング」他多数出演)
恋人でも家族でもともだちでも
いなくなられたら困る、そんなひとがいる人はぜひ◎
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
*************** 続き ↓↓↓↓↓↓ **************
舞台は中東のどこか。
テロリストに撃たれた若き衛兵Johnは遠のく意識の中で
8歳の自分を思い出す。
そしてついに意識がなくなる寸前、
そのとき彼の目に浮かんだのは
"it was you" あなたでした。
舞台はさかのぼり2001年春。
2週間の休暇で故郷のサウスカロライナ州、チャールストンに戻っていた
特殊部隊の衛兵ジョン(チャニング)は、
ビーチでサヴァナ(アマンダ)という女の子と出会い恋に落ちる。
こうして回想へと導かれていくこのラブストーリーは
観る人の「心の支え」にきっと重ねたくなる物語。
アマンダは本当に不思議な魅力をもった女優さんですね。
整った美人というより、次にどんな表情をしてくれるのかが楽しみな女優さん。
もちろんジョン役のチャニングも魅力的。
でもなんといっても、この映画になくてはならないのはジョンのお父さん役
リチャード・ジェンキンスでしょう。
一見、人見知りで無口なだけに見える彼の存在が、
この映画をただのラブストーリーではなくしている
といっても過言ではないほど。
あれは2007年。
アカデミー賞主演男優賞にジェンキンスがノミネートされた時
(「扉をたたく人」)
サポーティングスピーチでたしかこう紹介されていましたっけ。
映画界には気付かれない名優が絶対に必要だけれど、
そんなあなたに気付かずにはいられなかった。だったかな?
今回も何度もそんなジェンキンスに泣かされることでしょう。
さてさてそんなDear John
描かれる時間の経過の中で、
世界中の人々の考えを大きく変えてしまった9.11に
登場人物たちの運命も影響をうけます。
3・11が多くの日本人のものの見方を変えた今、だからこそ、この国では
もしかしたら作り手の思いもよらなかった効果も生んでしまうかもしれませんね。
ストーリー的には、そうですね。
最初の2週間がドラマチックな分
年月とともに動く二人の心の変化をもう少し丁寧に見せてほしかった
と思うところもあるのですが、
その分、他の登場人物に目を向ける余裕も生まれるので
温かい涙がこぼれるには十分な物語。
これは
一人のひとの存在がどれだけ他のひとの人生を左右するのかを
改めて教えてくれる一本。です。
公開は9月23日。
それまで泣くのを待てない方は、冒頭にある
監督のラッセ作品か原作のスパークス作品をレンタルでどうぞ。
まてるかたはぜひ♪ → ◎ えつ
2011年08月04日
映画「親愛なるきみへ」
posted by etsu at 11:59| 映画