本日の映画:"True Grit"
1969年にオリジナルが作られ
主演のジョン・ウェインにアカデミー賞を唯一獲得させたあの作品の最新版。
コーエン兄弟監督がもう一度命を吹き込んだ1本「TRUE GRIT」をご紹介しましょう。
A Marshal: ★★★★★
A Ranger: ★★★★★
A GIRL: ★★★★★
監督はジョエル&イーサン・コーエン兄弟
(「ノーカントリー」「シングル・マン」「バーン・アフターリーディング」
「オー!ブラザー」、「レディー・キラーズ」他監督・脚本多数)
出演は
ジェフ・ブリッジス:as Rooster Cogburn
(「クレイジー・ハート」「キングコング」「フィッシャーキング」
「ハリウッドミューズ」「アイアンマン」 他出演)
マット・デイモン:as LaBoeuf
(「ヒア・アフター」「インビクタス」「グッドウィルハンティング」「ボーン・アイデンティティー」
「グッド・シェパード」他、「崖の上のポニョ」英語版声優多数)
ヘイリー・スタインフェルド:as Mattie Ross
(長編映画初出演)
ぶっきらぼうでタフで優しいシェリフ(警官)、使命に忠実な熱いテキサス・レンジャー
勇敢で賢い少女。そんな
アメリカ人の真髄ともいえる西部劇を堪能したい方はぜひ◎
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
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舞台は1880年のアメリカ。
とある町で殺されたひとりの男。彼には妻と3人の子供がいた。
父の遺体を引き取りに来た14歳の長女マティー(ヘイリー)は復讐を誓う。
"There is nothing free except the Grace of God.
You must pay for everything one way or another."
「この世にただのものはない。神の愛をのぞけば。
自分のしたことは、必ず償わなければならない。」
こうして幕をあけるこの物語は
14歳の少女の一生を変えてしまった、
とてもとてもアメリカンなウエスタンムービー。
かっこいいですよー。
タフなマーシャル(警官)役のジェフ・ブリッジスも、熱いレンジャーのマット・デーモンも。
オリジナルでルースター・コグバーンを演じたジョン・ウェインがすでにこの役でオスカーを獲ってしまっているので
今年も、主演男優賞でノミネートされているジェフの受賞は期待薄とはいわれるものの、
今回もすっかりこの世界の人物に生まれ変わって人間くさいタフさを見せつけてくれます。
マット・デイモンは、決して甘いマスクではないのに何をやっても相変わらず好感がもてる好演ぶり。
ただ誰よりもかっこいいのは14歳の少女マティーを演じたヘイリーでしょうね。
新人はオスカーは厳しいとはいわれているとはいえ、
でもどうみても主演なのに今年の助演女優賞のノミネートですし、
もしかしたら受賞の可能性はあるのかもしれません。
観客は最初の数分で、気づけば彼女の味方になっていることに気がつくでしょう。
脚本・監督はあのコーエン兄弟。
彼らの作品は形が決まっていないのも魅力のひとつですよね。
やっぱり2人でやっていることの強みでしょうか。
ハードコアをとってもコメディーをとっても、
二人の少年が遊んでいる感があるのがひきつけられる魅力のひとつ。
どれをとってもある意味少年心をくすぐる作品じゃないですか?
って少年だったことはないですけど(笑)
硬派という意味でハードなウエスタンのこのトゥルー・グリット。
カウボーイのワイルドでクールなかっこよさを堪能できる一本です。
武士道を本当の意味で理解できるのは日本人だけだといいますけれど
ある意味これがアメリカの武士道ですよね。
トゥルー・グリッドは時代劇で言えば水戸黄門ではなく忠臣蔵。
復讐の旅の終わり、少し切なくも引きずらないところが
「シェーン・カム・バック!」みたいなかっこよさ。
西部劇をまっとうしていて心に残ります。
まさにアメリカ人にしかつくれない、そんな1本。
公開は3月18日。
タフなウェスタンムービーをぜひ⇒◎ えつ
2011年02月27日
映画「トゥルー・グリット」
posted by etsu at 03:23| 映画