本日の映画:"The Social Network" Recommended
Golden Globe 4部門受賞(作品賞・監督賞・脚本賞・作曲賞)。
アカデミー賞でも注目度大の1本。Facebookの生みの親、マーク・ザッカーバーグをモデルとした作品。
「ソーシャル・ネットワーク」をご紹介しましょう。
成功: ★★★★★
失敗: ★★★★★
ともだち: 0
監督はデイビッド・フィンチャー
(「ファイト・クラブ」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「セブン」「ゲーム」他監督)
脚本はアーロン・ソーキン
(「ア・フュー・グッド・メン」「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」他脚本)
出演は
ジェシー・アイゼンバーグ:as Mark Zuckerburg
(「イカとクジラ」「ゾンビランド」 他出演)
アンドリュー・ガーフィールド:as Eduardo Saverin
(「大いなる陰謀」「ブーリン家の姉妹」「Dr.パルナサスの鏡」他出演)
ジャスティン・ティンバーレイク:as Sean Parker
(「ラブ・アクチュアリー」 他出演
「Glee」「Ugly Betty」「CSI」「Saturday Night Live」他TV出演多数)
これは
孤独になってしまった成功者のお話◎
人間に興味のある方はぜひ。
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
*************** 続き ↓↓↓↓↓↓ **************
2003年、秋。舞台はアメリカ、ハーバード大学。
心配事や計画。とにかく自分の話ばかりしている頭のいい青年マーク(Jesse)
気を使うガールフレンドのあげ足ばかりをとり、ついには振られてしまう。
"You think girls don't like you because you are a nerd.
Well, You are Wrong.
It's because you are an ass hole!!"
「もてないのは見た目や行動がイケてないからじゃないわ。性格が最悪だからよ!」
頭にきたマークは寮に戻ると、大学中の女性の顔を比較するサイトを
友人たちと共に4時間で作り上げる。
大学から処分を受けるもこれをきっかけに注目されるようになったマークは、
友人エデュアルド(Andrew)と共に
1時間に2万ヒットを記録するコミュニケーションサイトThe Facebookを生み出す。
こうして幕をあけるこの映画は
他人とのコミュニュケーションが誰よりも苦手な青年が作り出した、
世界規模のコミュニュケーションツール誕生までのお話。
Fictionとはいえ、ほぼ事実に基づいた話なので、結果はわかっているとはいえ、
ぐいぐい引き込まれます。
訴訟をめぐって現在と未来をいったりきたりするスピード感も、
頭のいい人たちの理屈っぽい会話も挑戦的で楽しいみどころね。
マーク・ザッカーバーグは現実には億万長者になったわけですから
ビジネスで言えば確実に成功者。なのですが
面白いのは、それなのにこの作品がサクセスストーリーとしては描かれていないところ。
とはいえマークを悪者にするのでも、彼の失敗を弁護するのでもありません。
人間らしくないコミュニケーションを作った、
人間らしいことが苦手なそれはそれは不器用な人間を描くことで
彼の人間らしい隙間が描かれてしまう、そんなとても切ない物語に仕上がっているのです。
主役を演じるジェシーのひねくれた青年っぷりも要チェック。
ムカつくけれどどこか嫌いになれない、そんな魅力と純粋さを静かに発してくれています。
一応ハッピーエンドなのにどことなく寂しさの残るこのふしぎな作品は、
実在の人物の話をベースにしているということを差し引いても、ぜひ観て欲しい1本。
人間らしいコミュニケーションてなんなのでしょうね。
フェイスブックにツイッターにe-mail,blog,mixi…
どれもとても便利でそれぞれの魅力はあるももの、
そしてたとえそんなにはまっていないひとでも
そんなコミュニケーションツールがなかった時代と比べたら
やっぱり何か欠けてきてしまっているのかもしれません。
私たちのこの先をも考えさせてくれるこの映画、
この先の「人間」に興味のある方はぜひ ⇒◎
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"You are not an ass hole.
You are just trying so hard to be."
from the movie "Social Network"
2011年01月24日
映画『ソーシャル・ネットワーク』
posted by etsu at 00:18| 映画