アカデミー賞主演女優賞、作品賞&脚色賞にノミネートされた作品。
英国人気女性記者の実体験を原作とする1本。
『17歳の肖像』をご紹介しましょう。

17歳: ★★★★★
恋: ★★★★★
心の育ち盛り: ★★★★★
監督はロネ・シェルフィグ (「幸せになるためのイタリア語講座」 監督・脚本他)
出演は
キャリー・マリガン (「プライドと偏見」「 パブリック・エネミーズ 」他
ピーターサースガード(「K−19」「ニュースの天才」他)
ドミニク・クーパー(「マンマ・ミーア」「ある公爵夫人の生涯」他)
ロザムンド・パイク(「サロゲート」、「プライドと偏見」他)

ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
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舞台はイギリス1961年。厳格な父に育てられた優等生ジェニー(キャリー)は17歳。
目指す大学はオックスフォード。
チェロの稽古のとある帰り道、雨に降られた彼女に声をかけたのは見知らぬひとりの紳士。
彼は彼女にこういうのです。
心配なので車で送らせてくれませんか。君ではなくそのチェロを。と。

物語は、軽快なピアノにのせたそんなシーンで動き出します。
感受性が一番成長、変化するのってこの頃ですよね。
例えばもっと小さな頃に人見知りってあるじゃないですか?
あれはきっと
これまでも見えていたものの存在をもっと認めることができるようになるってことですよね?
それと同じことが10代でも起こるのでしょうね。
今度は周りが急にきらきらして、人目が急に気になったりとか。
そんなを演じるキャリーはすばらしくきらきらです。
オードリーヘップバーンをも彷彿とさせる彼女は
日本だったら朝の連ドラの主役にしたいタイプ◎
地味ともいえるきちんとした服装も、キャリーが着るととてもすてきになるのです。

そんな彼女の着こなしも楽しめるこれは、
あの頃を思い出したくなる、そんな1本です。
相手役のピーターをはじめ、友人役のドミニク・クーパーとロザムンドもナイススパイス。

アカデミー賞ではキャリーのプレゼンタースピーチで、ピーターがいっていましたっけ。
Being honored is strange to you I imagine, but...
賞賛されることには慣れないかもしれないけれど
あなたのような魅力を持っていたらもう慣れてもらうしか仕方がないんですよ。

ただ、キャリーは、実は最初の監督に(撮影前に変わっています)オーディションで一度は落とされていたというのだから世の中わかりませんよね。
サンドラ・ブロックもうらやむ彼女に会いたい方はぜひ⇒◎ えつ