第82回アカデミー賞作品賞&女性初監督賞他6部門を獲得した話題作
『ハートロッカー』をご紹介しましょう。

Bomb: ★★★★★
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脚本・製作はマーク・ボール (長編ノンフィクション作家 「告発のとき」原案他)
監督・製作はキャスリン・ビグロー ※女性初アカデミー賞監督賞※(「K−19」他監督)
出演は
ジェレミー・レナー (「ジェシージェームスの暗殺」他 「CSI」他、TVdramaゲスト出演多数)
アンソニー・マッキー (「イーグル・アイ」「ミリオンダラー・ベイビー」他出演)
まずは


ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
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舞台は2004年夏、
イラク米軍基地に駐留するブラボー中隊に属する兵士たちの任務はただひとつ。
ただひたすら爆弾を処理すること。
William James(ジェレミー)二等軍曹は、命を落とした軍曹に代わって、そんなブラボー中隊に送り込まれる。
これは、
日々死と背中合わせの日々を送る彼らの38日間のストーリー
フィクションではありますが、
戦争の話というよりもずっとヒューマンドキュメンタリーに近いかもしれません。
これは、戦場で爆弾処理をひたすら行う、というありえない任務を遂行している
"人間たちの物語" です。

作者のマーク・ボールは
2004年の1年間、実際に戦地の爆弾処理班の中に取材に入り込んで暮らしていたのだそうです。
命を落とす確立が最も高いといわれるその地に自らの危険も省みず向かう
というところもすごいですけれども
たくさんの兵士たちと話したのでしょうね。
映画の物語の中で、毎日生と死の狭間にいる隊員たちの本音をききながら、
現実の世界でこれを口にしている人が、こんな思いをしている人がいるのかと思うと
どうしようもない気持ちになります。

そんな任務おかしいです。
仕方がないとはいえ、です。 戦争は人を壊します。
戦地で戦う意外でも、こんなところでも壊されている人がいるのを見せつけられる1本。
イラク戦争を語る映画の中では珍しく、
政治的な側面が描かれていないところもすばらしいと各誌にいわれるこの映画は
本当に珍しく、アメリカの行動は正しかったとか正しくなかったとか、
そういうことにも一切触れていません。
ただやっぱりアメリカだなーと個人的に思ったのはエンディングでしょうか。
あなたならそうするかも、と思わせる説得力を持ったジェレミーの演技もすばらしいですけれど、
エンディングにもびっくりしました。 そうきますか。
気になる方はぜひ ⇒ ◎ えつ