
米フットボールチームBaltimore Ravensにドラフト1位指名された実在のプレーヤー、Michael Oherの人生を描いた作品であり、本年度アカデミー賞作品賞&主演女優賞ノミネート作品
『しあわせの隠れ場所』をご紹介しましょう。

保護本能: ★★★★★
自信: ★★★★★
トリック: なし
原作はマイケル・ルイス
作・監督はジョン・リー・ハンコック
(「パーフェクト・ワールド」他作 「オールド・ルーキー」他監督)
出演は
サンドラ・ブロック
(「スピード」「デンジャラス・ビューティー」「ヤァヤァシスターズの聖なる秘密」
「あなたは私の婿になる」「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」他)
クイントン・アーロン(メジャー映画初出演)
ティム・マッグロウ (カントリーソングのシンガー。「フォー・クリスマス」他出演)
ジェイ・ヘッド (子役・TVドラマ多数出演)
キャシーベイツ(「フライド・グリーントマト」他)
これが真実なら

そう思える1本です◎
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
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舞台はアメリカ、メンフィス。
年齢もわからず、父親も不明。ドラッグ中毒の母親に放置され、行くところもない。
悲しそうな目をした大きなBigMike(Quinton Aaron)はそんな少年です。
ある日、とある黒人男性のお陰で、自らもアフリカンアメリカンである彼は
両家の白人の子女ばかりが通う、クリスチャンの高校に通うことになる。
そこから何が始まるのかも知らずに。
そんな風に幕をあけるこの映画は、愛さずにはいられない1本です。
サンドラブルックが演じるのはパワフルな女性Leigh Anne。
実在する、本物のリーアンは一体どんな女性なのでしょうね。

〜ぜひ彼女にあってみたい〜
そう思わせたサンドラブルックや、悲しそうな目が忘れられないアーロンはもちろん、
子役のジェイヘッドやコーチ役のレイ・マッキノンのような
笑顔をくれるキャラクターに囲まれているのもうれしいポイント。

サンドラの主演女優賞受賞は十分期待できますけれど、同じレベルで競合ぞろいですからどうなるでしょうねー。 たのしみです♪
問題は作品賞。よくノミネートされましたよね(笑)
というのも、奇抜なイングロリアスバスターズに、話題性たっぷりのアバター&ハートロッカー、
Disney&Pixerはさておいたとしても、政治問題、人種問題がテーマのインヴィクタスやプレシャスと比べると、あまりにも普通にすばらしいヒューマンドラマなんです。
おかしないい方ですけれどノミネートに押した方々を尊敬するくらい普通にすてきな1本。
つまり、オスカーの傾向的には多分受賞しないと思うのです。
そのくらい、何のトリックもなく、でも声を出して笑えて、どきどきして、
気づけば登場人物を好きになっていて、そしてこころから涙できる そんな映画◎
押した方々は、もしかするとリーアンに近い人だといえるかもしれません。
彼女のように生きるのがよいこと、正しいことだというのでは決してなくて、
彼女は誰に何をどう思われようと、自分がよいと思ったことは、よいといえる、
リー・アンは、そういう強さをもっているひとでした。
自分の中に、善いかよくないかを見極めるものさしをちゃんと育てて持っている
というのでしょうか。

きっと必ず幸せになれる1本です。大プッシュ。よろしければぜひ⇒◎
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"Am I a good person?" from the movie "The Blind Side"