本日の映画: 『かいじゅうたちのいるところ』 Where the Wild Things Are
Maurice Sendakの絵本「かいじゅうたちのいるところ」を原作とする
映画『かいじゅうたちのいるところ』をご紹介しましょう。
Wild: ★★★★★
Child: ★★★★★
Piled: ★★★★★
原作絵本はモーリス・センダック
脚本・監督はスパイク・ジョーンズ
(「マルコビッチの穴」「アダプテーション」他, Music Video多数)
出演は
マックス・レコーズ(子役)
声の出演は
ジェイムス・ガンドルフィーニ(「ソプラノズ」TVトニー役、「ターミナル」他)
キャサリン・オハラ(「ペネロペ」、「Six Feet Under」TV他,Voice多数)
ポール・ダノ (「リトル・ミス・サンシャイン」、「ソプラノズ」他) 他
これは、
深くて広いこころの中のおはなしです。
ひとりかもしれない と感じたことのある方はぜひ◎
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
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狼のスーツに身を包んだ少年マックス(Max Records)にはだいすきな家族がいました。
でも、何ひとつ思い通りにいかないことに腹を立てたマックスはある日
家を飛び出し船出をすることにしたのです。
かいじゅうたちのいるところへ。
世界各国で愛されているあの絵本
たった339単語のあの絵本から生まれたこの物語は そんな風に幕を開けます。
原作の絵本は読んだことがありますか?
子供の頃、我が家では兄が持っていたのですが
あの絵本にこんなストーリーが潜んでいたとは思いませんでした。
きれいな色で、かわいい少年が出てくる詩的な絵本。
でもちょっと怖くてなんだか切なくなったのは・・・こういうことだったのですね。
と心から納得できる作品に仕上がっています。
マックス少年もさることながら、2頭身の巨大なかいじゅうたちがすばらしい。
マックスと一番親しくなるかいじゅうキャロルの声優は海外ドラマ「ソプラノズ」で
主役のトニーを演じ一躍有名となったジェームス ガンドルフィーニ。
よき父親であるように見えて実はマフィアのボスというトニーのときともかぶるあぶなっかしさ、
感情をコントロールしきれない子供のようなあぶなっかしさに
今回のキャロルもどきどきさせられっぱなしです。
キャロルを筆頭に
手に負えない獰猛さと守ってあげないといけないあやうさの絶妙なバランスのこのかいじゅうたちが
原作のイメージを壊すことなく深めてくれる1本。
ややこしいことは考えずにすんでいたように思えるこどもの頃の
無邪気で不確かであぶなっかしい心の中がみられます。
大きめの本屋さんなら絵本コーナーに必ずといっていいほどおいてありますし
10分で読めます。
もしよろしければ、原作をよんでからぜひ⇒◎ えつ
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"Will you keep us out of all our sadness?"
"What about loneliness?" from the movie
Where the Wild Things are.
2010年02月04日
映画 「かいじゅうたちのいるところ」
posted by etsu at 23:55| Comment(1)
| 映画
この記事へのコメント
原作のイメージを壊すことなく深めてくれる1本。
Posted by gucci replica at 2014年09月16日 18:35
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