本名ミケランジェロ・メリーシ・ダ・カラヴァッジョ。
バロック時代の天才画家の生涯を描いた映画「カラヴァッジョ」 をご紹介しましょう。
プライド: ★★★★★
天才: ★★★★★
絵画堪能: ★★★★★
監督は、アンジェロ・ロンゴーニ
(イタリアのTV,Radio,映画界で脚本家としても活躍中)
出演は、
アレッシオ・ボーニ
(「心の中の獣」06アカデミー賞外国語映画賞ノミネート他)
ジョルディ・モリャ
(「エリザベス:ゴールデン・エイジ」「チェ 39歳 別れの手紙」他)
これは
ひとりの男の物語
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
*************** 続き ↓↓↓↓↓↓ **************
「おれは生まれることなく死ぬ。
この目で見たものはすべて失われていく」
舞台はイタリア、小さな舟の上で高熱に侵された男がつぶやく。
この映画はそんな台詞で幕を開けます。
彼の意識がもうろうとする中 回想とともにみせてくれるのは
繊細すぎる感性を持った男の見た世界。
絵画はもちろん、インテリアや衣装がまず一見の価値ありです。
枢機卿役のジョルディ・モリャ以外は見たことのない役者さんなのも手伝って
カラヴァッジョも本当にこういう人だったに違いないという気がしてきます。
でもだとしたら、天才って大変なのですね(笑)
わたしたちの多くとは見えているものが違うのです。
彼が求めたのは、光とものの関係を見極めること。
見えているものは同じなのかもしれないけれども、
そこにあるものをそこにあるものとして受け取れないわけです。
常にすべてのものに当る光と影の関係性が気になってしまう。
もちろんだからこそ
あんなに切ない表情の肖像画がかけたのでしょうけれど。
加えてかなり傍若無人な方だったカラヴァッジョ。
天才だと許されるのかしら?
天才自身もきっと大変ですけど、周りの人々はもっと大変です。
では、
そんなに大変なのにどうしてみんな彼に手を貸すのでしょう。
理由が知りたい方は本編をお楽しみに◎
公開は2月13日。
光と影を見てみたいけど2時間くらいでいい。
そんな方はぜひ→ ◎ えつ
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没後400周年を記念して、
イタリアはローマのクィリナーレ宮付属美術館では
特別展示会、
上野の東京都美術館でも
カラヴァッジョの作品を日本初公開中なのだそうです。
ぜひお好きな方に◎







