「ブラス!」「リトル・ヴォイス」のマーク・ハーマン監督作品
『縞模様のパジャマの少年』 を見に行きました。

原作は、フェンスをはさんで2人の少年がみえたのが始まりと語るJohn Boyne
脚本・監督・製作総指揮はMark Herman
出演は エイサ・バターフィールド、 ジャック・スキャンロン、(ともに子役)
デイヴィッド・シューリス(『ハリーポッター』ルーピン先生)
まっすぐな瞳 ★★★★★
時代の渦 ★★★★★
ショッキング ★★★★★

では映画の入り口をご紹介しましょ。
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舞台は第二次大戦下のドイツ。
8歳の少年ブルーノは、ナチスの将校である大好きな父(デイヴィッド)の昇進により、
12歳の姉と母とともに引越しをすることになります。


ところが 引っ越したその家はユダヤ人強制収容所のすぐ裏手でした。 そして父の仕事は…。
ナチス支配下のドイツ人と、抑圧されるユダヤ人との渦の中
少年ブルーノと、収容所内の少年シュムールとの
フェンス越しの出会いから転がり始めるこの映画は
忘れてはいけないことを 容赦なく 心に訴えかけてくれる一本です。

2人はまだ8歳ですよ!
違いすぎる環境、電圧の流れるフェンス、周りの大人の態度、扱い、教えられること…
困惑して当然ですよね。
でももっともっとおかしいと思うべきだったのは大人だったのですよね。
もっともっと困惑して、もっと考えて話せたらよかったのに。
もちろん そんな正論をいえるのはきっと今だからで
正気ではやっていけない時代だったのかもしれません。 許されるということではなくね。
戦争は、ひとを内側から壊すようですから。

後半部分、とにかくあの人に間に合って欲しいと必死で願っていました。
間に合ったところで それではこの映画の答えにはならないのにね。
それでもきっと観る人は全員必死で願ってしまうことでしょう。
公開は8月8日です。
何を言っているのか気になる方は ぜひ映画館へどうぞ→ PJMS えつ
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Bruno: "We're not supposed to be friends, you and me.
We're meant to be enemies.
Did you know that? " from the movie
The Boy in the Striped Pajamas