『かもめ食堂』『めがね』に続く小林聡美さん&もたいまさこさん作品
『プール』を観にいきました。
サブタイトルは

原作は桜沢エリカ、脚本・監督は大森美香
出演は小林聡美/もたいまさこ/加瀬亮/伽奈/シッティチャイ・コンピラ
シンプルさ ★★★★☆
やさしさ ★★★★☆
役者さんの味 ★★★★★

では映画の入り口へご案内しましょう。
*************** 続き↓↓↓↓↓↓↓↓ *****************
舞台はタイのチェンマイ
南国風のコテージがいくつかある広い敷地内、プールを掃除するひとりのタイの少年
スタスタと歩み寄る京子(小林聡美)と少年ビー(コンピラ)が夕食の話を始める。
理由は 「今日は特別な日だから」。
この物語は、そんな平和な空気に包まれて幕をあけます。
今回の小林さんは母親役です。
前作、役所広司監督の「ガマの油」でも珍しく母親役でしたが、
そこと比べるとすると、今回は、これまでの彼女らしい母親。かな。
小林さんは、女性女性して見えないところが彼女の最大の魅力だとも思うのです。
自分のことは自分でしっかりやろうとするのが基本で
愛情もたっぷりあるのがわかって、細やかな気遣いもできるし相談にも乗るけれども
人のプライベートなことには余計な口は出さない、やさしい強さのあるひと。
薫風のような人ですよね。
褒めすぎ? いいんです。 私も大好きですから(笑)
もたいまさこさんも相変わらずすてき。
今回も、とつとつと言葉少なに話すのに、その大きさがたっぷり伝わってくる女性を好演。
たとえば、『そう。』ひとことで 観ている人をやさしいきもちにさせてくれます。
&やっぱりとつとつと話す加瀬亮くんもいい味です◎
これは
彼らと そこへ現れた大学生さよ(伽奈)が言葉少なに心を通わせていく
そんなお話。
人生でいま何かに迷っている人も、いまとても幸せな人も
この後どう生きていくのかはわからないのですよね。
どう生きるのでしょうね?
もちろん 答えは生きてみないと絶対でないのですけれど それでも
この先どう生きようかな と 思ったことのあるひとにはのーんびり眺めて欲しい1本。
もちろん 答えは映画を見たらわかるわけではありませんけれど。
監督は違いますが、『かもめ食堂』『めがね』に続き
美味しそうな食卓も大事な一役を担っている映画『プール』
公開は9月12日とのことです。
お祭りモードの夏のその後
心地よく熱を冷ますには最適です。 ぜひ→◎ えつ
***************************************************************************************
「ねこはね かなり遠くからでも見えるのよ」 from the movie 『プール』