オランダ映画「ドゥーニャとデイジー」の試写を観にいきました。
監督は、Dana Nechshtan (TV版『ドゥーニャ&デイジー』)
出演は Maryam Hassouni ドゥーニャ役 Eva van de Wijdeven デイジー役
異文化 ★★★★★
キュート ★★★★☆
人生の始まり ★★★☆☆
特にティーンエイジャーに、ですが
◎つい人と自分を比べてしまう ◎
そんなすべての年齢の方にお勧めの1本 です。
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
*************** 続き ↓↓↓↓↓↓ **************
舞台はオランダ・アムステルダムとモロッコ
天真爛漫なオランダ人デイジーと厳格なイスラム教徒の家で育った慎重なドゥーニャ。
自由な恋愛を重ねるデイジーを眺めるドゥーニャは、
それを眺める自分の感情がなんなのかすらも定かではありません。
〜 「人生はオートマチックだ」〜
彼女のそんな言葉とともに幕を開けるこの映画は

知りませんでした。オランダにはオランダ人以外の外国人が17%もいて、
そのうち5.7%がイスラム教徒の方なのだそうです。
18歳の二人もですが、二人の両親、家族も 環境や人の目に翻弄されとまどう「人間」。
オランダでは頑としてイスラム教徒らしさを守ろうとし、
モロッコに帰ればオランダに住んでいたことを非難され憤りを感じ、
「立ち居地」をみつけられないドゥーニャ一家もこの映画の見所のひとつ。
文化、宗教の違いだけではなく、環境が育てる性格の違い、
そこから生まれる状況の違い、違う悩み、不安、& 喜び
オランダでもモロッコでも日本でも、 ついつい何だって人と比べてしまうのが人間 ですよね。
〜自分は他人にはなれないのですから人とは比べたことがないです。
そのままありのままの自分を疑ったことは一度もありません。〜
なーんてすごい人とは、私はまだあったことがありません。
ぜひ会って見たいですけど。願わくばいつの日か鏡の中で(笑)
一切比べないですんだらどんなに楽でしょう?人間は弱いもの みたいですから。
いろんな意味で納得のいかないことだらけのふたりが
旅をしながら自分の人生について考える。 二人だから考えられる。 これはそんな1本。
そんな中注目して欲しいのはオランダ人のデイジーの母のボーイフレンド(Jeff Schouten).
あまり語られないのですけどあの状況は絶対いろいろ思うところがあるはずの彼。
すべてを受け入れている彼が一番大きい人に見えました。
人間は強くもなれるもの みたいです。◎
オランダのおしゃれな配色も注目ポイントの一つ。
オープニングやエンディングを始め、デイジーの部屋の小物も要チェック→ オランダのサイト
サントラもいいなぁ♪♪
公開は11月7日
文化の秋。
異文化に触れて、でもホントはみんな同じだーと感じられる1本。 ぜひ→ ♪ えつ
**************************************************************************
「ひとりは自分を探し、ひとりは自分から逃げようとしている」
from the movie "Dunya & Desie"