鬼才ジム・ジャームッシュ監督作品『The Limit of Control』 の試写をみにいきました。
脚本・監督は、Jim Jarmusch (『コーヒー&シガレッツ』) 撮影監督は (『2046』)
出演は Isach de Bankole (『コーヒー&シガレッツ』『潜水服は蝶の夢を見る』)
Tilda Swinton (『ベンジャミンバトン〜数奇な人生』『Burn After Reading』)
John Hurt (『エレファント・マン』『インディージョーンズ/クリスタルスカルの謎』)
Bill Murray (『ロスト・イン・トランスレーション』『コーヒー&シガレッツ』)
& 工藤夕貴 (『ヒマラヤ杉に降る雪』)
視覚稼動 ★★★★★
聴覚稼動 ★★★★★
想像力稼動 ★★★★★
脳よりも
◎ 感覚をフルに使いたい そんな方にお勧めの1本 ◎ です。
ではこの後は映画の入り口をご紹介しましょ。
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その男のコードネームは"Lone Man" 「孤独な男」(イザック)
スペインの地に降り立った彼は、クレオール人から哲学的なコードでとある任務を請け負う。
そんなシーンで幕を開けるこの作品は
ミステリアスな空気に包まれたアーティスティックロードムービー
無表情、無感情にみえる孤独な男の任務とは?その目的は一体??
彼の前に次々と現れる個性的な「同士」たち。その言葉の意味するものは???
ところで
みなさんは夢は見るほうですか? もしくは覚えている方ですか?
論理的に脳で考えたらつながっていないし、つじつまもさっぱり合わないことばかりなのに
違和感どころかつながっていないことすら感じないのが夢のストーリー
じゃないですか?
でもちゃんとひとつの感情、感覚にたどり着いていますよね?
これはまさにそんな感覚の1本◎

クロスする断片を個性的にしているのは豪華な役者たち
相変わらず地球人ではない空気(ほめてます)を出すのは、
美しいティルダ・スィントン
無表情なのに内側に熱いものを感じさせるのは主役のイザック・ド・バンコレ
工藤夕貴のミステリアスモードもさることながら
ついつい聞き入ってしまうのが ベテラン ジョン・ハートの存在感◎
それにしても、コード、言葉、音、色、曲線、直線...
私は一体何を見てきたのでしょうか? (笑)
公開は9月19日
頭を使わず、幻想のせかいにとっぷり漬かりたい方はぜひ→ ◎
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"Nothing is true, Everything is imagined."
from the movie "The Limits of Control"