2009年04月27日

映画「GOEMON」

本日の映画:GOEMON

今日は、もうすぐ公開
 沖縄国際映画祭上映作品でもあったGOEMONをご紹介します。
    Goemon6.jpg
ディズニーアニメ映画が実写のようなら
  こちらは実写なのに絵の中にいるような気分にさせる1本です。
   
      "色鮮やかな セピア色" の 『絵巻物』     

とはいえ時は安土桃山時代、戦国の世のお話。  砂埃も舞う絵巻物です。
国境のない世界観ではあるのですが  なんでしょう でもやっぱり
  日本人だからこそ作れた戦国時代のスペクタクルでした。

まず キャストが豪華 (笑)
 もちろん江口洋介さん 大沢たかおさん 
        奥田瑛二さん 中村橋之助さんといった役者陣も ですが
それ以上に                            10141470.jpg   
 物語には10141470.jpg信長、秀吉、家康、石田光成、千利休 10141470.jpg 
            石川五右衛門に服部半蔵 
  10141470.jpg       加えて 猿飛佐助と霧隠才蔵!まで登場するのです

たとえ歴史に詳しくなくてもわくわくします。
 Goemon4.jpg Goemon2.jpg Goemon5.jpg     
    もちろん主役は五右衛門ですし、ちゃんと悪役もいるのですが
  勧善懲悪にはしていないところが興味深いところ。

なるほどね。 と思いました。
    だって時は戦国の世
  いくら世を正すためとはいえみんな人を斬っているわけですから。

ヒーローが闘って勝ってかっこいい というお話ではなく
  ベースには違うテーマが流れているからこそ かっこいい1本でした。

 猿飛佐助のゴリさんもおいしい役です♪&監督は紀里谷和明さん。

公開は5月1日です。 
   里見八犬伝の世界観が好きだった方にもお勧めしたい1本→ G
GWにぜひ。        えつ
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「友の敵ですか?恩人への忠義ですか?」
                    from the movie GOEMON  
posted by etsu at 23:41| Comment(336) | 映画

2009年04月23日

映画「ボルト BOLT」

今日の試写会: BOLT

この夏公開のディズニーアニメーション映画 『ボルト』を観にいきました。 
    bolt.JPG  Loved IT ***

    " 疑うことを知らない強さ " に 切なあたたかくなります。

舞台はアメリカ、ハリウッドからNYまで。
TVドラマのスーパードッグ役犬のボルトは、スタジオから一度も外に出してもらえたことがなく
   自分が本当にスーパーパワーを持った犬だと信じ込まされています。
ある日
 共演者のだいすきな少女Pennyを救うため(と信じて)現実の世界に出てしまったボルトは…
                                    というお話。

「思い込み」は危険なこともありますけれど
  ひとが誰かを信じられたときのパワーは最強ですよね。

アニメですがそこはディズニー。 むしろ大人におすすめしたいこの作品は
  夏休みにぴったりのロードムービーです。
                             DOG_25C.jpg
ボルトが旅の途中で出会うのは、疑り深い黒ネコと
                    ボルトのファンのハムスター。
banner-0038.gifふと気がつけば
       " 疑うことを知った上で 信じる強さ "
                             3人を抱きしめたくなる一本

製作総指揮は「レミーのおいしいレストラン」「モンスターズインク」のジョン・ラセター
       ボルトの声は「グリース」 「ヘアースプレー」 のジョン・トラボルタ
少女ペニーの声はディズニーCH出身のスター マイリー・サイラス

   一瞬実写と見間違うほどの技術はもちろん
ハリウッドを
   "the most terrifying place"もっとも恐ろしい場所と皮肉るところもキュート◎

公開は8月1日だそうです→ BOLT  ぜひ。          えつ
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Rhino: ”Ring, ring!
         Who's there? … Destiny?
   I've been expecting your call!” from the movie BOLT   


                    *** Personally, I loved Rhino. et
posted by etsu at 23:08| Comment(1) | 映画

2009年04月20日

映画「MILK」

本日の1本: MILK
ショーン・ペンがアカデミー賞主演男優賞を受賞したMILKを観にいきました。
    milk.jpg   大統領ではないですけれど、のりこえたひとが
10241490.gifオバマさんの前にもいたんですね。 
                         と教えてくれる一本 
舞台は1970年代のSan Francisco
アメリカで初めてゲイであることを隠さずに政治家になったHarvey Milkの実話。
     彼が暗殺されたと発表されたところから幕をあけるこの映画は
万が一殺されたときのために と
           その思いをテープに録っていたMilkのナビゲートで綴られます。

そんな準備をしていたのは政治家だからというだけではなく、ゲイであったことが大きな理由。
  これは その長くて短い道のりのお話です。
                         milk2.jpg

差別する人にもそれなりに言い分は−−あるのかないのかわかりませんけれど
    なんでそこまで?ってくらい嫌う方がいますよね。
この映画の中でも
  「ゲイは公立学校の先生になってはいけない条例」 を成立させるか否かも戦いのひとつ。

    なってはいけない理由が 何度きいてもわからない。 です。

オスカーで、オリジナル脚本賞を受賞したDustin Lance Blackはいっていました。
  おかしいとか、普通じゃないとかいわれているみなさん
      きみたちはほかの若者と同じくらい美しくてすばらしい。    
    No matter what anyone else tells you, God does love you. 10141470.jpg
         そうじゃないという人のことは信じなくていい。           10141470.jpg    
                               s_8619618.png  
ショーンペンさんももちろんすばらしいですが、
              敵役を演じるJosh Brolinもかなりいい味をだしています◎

個人的には、映画 High School Musical 〜the Senior Year で
                   一押しだったLucas Grabeelが出ていたのもうれしい。
   milk3.jpg監督は『Good Will Hunting』のGus Van Sant

現在絶賛公開中のMILK はこちら→  
&  特典のチョコ↓  
        milk.JPG
            & ハーヴェイ・ミルクさんのドキュメンタリーも公開中→   

あわせてどうぞ。            えつ
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Harvey Milk: All men are created equal.
   No matter how hard you try, you can never erase those words.
                        from the movie "MILK"
u11911268.jpg
posted by etsu at 17:04| Comment(3) | 映画

2009年04月18日

映画「愛を読む人 The Reader」

今日の1本: 愛を読む人 The Reader    晴れRecommended
   
ケイト・ウィンスレットがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品
  「愛を読む人」の試写会へ行ってきました
                  the reader.jpg 
これは
     とても 誇り高き女性 の物語 
                        Loved IT ◎ すばらしいです。

まずはストーリーをほんの少しだけ −−
ドイツが舞台のこの作品は、弁護士となったマイケルの回想として幕をあけます。
1958年、15歳のマイケル少年は、年上の女性ハンナと出会い、ひと夏の恋におちました。
 月日は流れます。 
  そんなふたりが再会したのは、とある裁判の法廷だったのです…

前半は
ハナ役のKateもすてきだけれど
   マイケル少年役のDavid Krossの演技がすばらしい!と思っていました。
 でもちがいました。 (いえ違わないのですけれど◎)

 banner-0038.gifやっぱりKateでした これはオスカー獲るでしょう。

ラブストーリーです。でもそれだけではなくて
                    the reader2.jpg
      ナチと、道徳と、正義と、 ひとのこころ 。
  その状況で何をするのが正しかったのかわからなくなる中で
                         涙があふれてしまう一本です。
                                  
   (If you were there,) "What would YOU have done?"    by ハンナ

たとえばハンナと同じ状況にいたらどうしますか? もしくは、
 ハンナの気持ちも、真実も知っていた上で、私が陪審員だったらどうするでしょう?

そういう状況ってこの先実際にありえるのですよね?裁判員制度で。
   もし呼ばれたら覚悟はちゃんとするし、最善をつくします。 けれど、

正しい判断ができたかどうかなんて一生わからないまま抱えていくのでしょう。
                                         と思うのです。

 「愛を読む人」
人間の不確実な弱さと、同時に存在できる心の強さに
                     とても切なくなる一本。

 原作は『朗読者』by ベルンハルト・シュリンク
監督は『リトル・ダンサー』『めぐり逢う時間たち』のスティーブン・ダルドリー
  脚本は『めぐり逢う時間たち』のデイヴィッド・ヘア
   
   最後の決断のシーンに「本」が使われるのもとてもうまい。
 
公開は6月19日(朗読の日)です →  ぜひ    えつ
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"Tell Michael I said Hello."
       from the movie The Reader続きを読む
posted by etsu at 00:21| Comment(310) | 映画

2009年04月08日

デスパレートな妻たち シーズン4

本日スタートの海外ドラマ:
     Desperate Wives Season 4
DW1.JPG
楽しみにしていたドラマシリーズのシーズン4が始まりました♪
  
アメリカではシーズン5が放送中♪ ということは
 あと2シーズンも楽しめるということです
   (&シーズン7までは確実といわれています)

第一話は早速 謎を残して終わりましたねー。
  とある通りに住む5人の主婦が主役(Season1は4人)のこのドラマは
5人と、その隣人たちが抱えるひみつが主軸になっているのです。

とはいえ普通ではありえない深刻な秘密ばかりなのですけれど、
 コメディーコーティングされているのがヒットのポイント。

いつもみんな大変な状況なのに、そこにあるのはブラックな笑いではないのです。

  なんでしょう。 それぞれが、
     すてきになろうとか 誰かを助けようとか一生懸命なんですよね。

  一生懸命生きてるうちに、大変な状況になってしまった。 みたいな?
DW2.JPG

そうそう、そういえば、笑いというのはもともと
    ほっとひと安心できたときに生まれたのだとか。

危機的状況なのに笑いもあるストーリーが成立するのは、
   安心できる何かが常に視聴者に見えているからってことだと思うのです。

  友情や愛情、家族愛、信頼関係もこのドラマの軸のひとつ。
      DW.JPG
冒頭とエンディングのナレーションがまた深いことをいうのです。

観たくなった方は来週からぜひ♪on BS 第2放送。
  できたら1〜3までをDVDでぜひ♪        えつ
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 “Love thy neighbor, yet pull not down thy hedge”
posted by etsu at 23:28| Comment(1) | エンターテイメント

2009年04月05日

4月5日(日) ホノカアボーイ

本日の映画: honokaa boy        晴れRecommended

恵比寿へ
ホノカア ボーイを観にいきました。
Honokaa Boy2.JPGHonokaa Boy.JPG
 ひろーい空と ひろーい海と 風と
  とてもキュートで どこか切ない気持ち になれる一本です。
               banner-0038.gif I LOVED IT ***

舞台はハワイ島の北、日系人が暮らすホノカアは老人の多い町。
  この町で暮らすことになった大学生レオ
と、愛すべき町のひとびととの 毎日 のお話。

夏の方が、冬より五感が敏感なんだなぁと思うのです。 たぶん。
        ビーチサンダルの足音とか夜の風の音とか。
春のにおいもいいけど、夏のにおいの方がさらに感覚が反応するというか、
    感覚が覚えているものが多くないですか?

ストーリーはお話しませんけれど、
 何気ないおとにも耳を傾けたくなる そんな一本です。

  町に住むおばあさん・ビーさん(倍賞千恵子さん)がすばらしい
ビーさんの想いに包まれてあったかくなって、切なくなって、
    あったことのないビーさんに再会して抱きしめたくなります。
そしてお腹がすきます。

かもめ食堂の次に来たのはホノカアボーイでしたか。ってくらいいいです。
  この夏はハワイ島ブーム ですよ       たぶん。     えつ
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 ひとは誰かとであうために生きている。 らしい。 from "honokaa boy"

絶賛公開中!→ ホノカア ボーイ  
♪原作の吉田玲雄さんが出演されているのも要チェック♪
posted by etsu at 23:21| Comment(0) | 映画

2009年04月03日

映画「お買い物中毒な私 Confessions of a Shopaholic」

今日の試写会:お買い物中毒な私

海外ドラマCSIでも大成功を収めているプロデューサーJerry Bruckheimer と
               My Best Friend's Weddingの監督 J.P. Hoganの新作
  "Confessions of a Shoppaholic" を観にいきました。
     confessions of a shoppaholic.JPG 
舞台は現代のNY。 ファッション命の主人公25歳のレベッカ・ブルームウッドは
      一流ファッション誌のライターを目指します。
ところが彼女は、買い物中毒。 日々カード返済の取立てに追われているのでした。
     そんなある日…                    というお話。
banner-0038.gifレベッカ役のアイラ・フィッシャーがとてもCUTE♪
          目にも楽しい 安心して見ていられる前向き映画です。

    でも実はオズの魔法使いな一本。
キーパーソンは受付の青年。 キーワードはエメラルドグリーン。
      レベッカの名前だって
 ブルームウッド = Bloom Wood = 箒の柄 
    confessions of a shoppaholic2.JPG confessions of a shoppaholic3.JPG  
とはいえ魔女も魔法も出てきません。
出てくるのは魔法のカード。 お財布にあるマジックカード。
    月末締めで翌月末にはまほうが切れるあのカード(笑)

残念なことに主人公の気持ちはとてもよくわかります。
      カード限度額を超えるかどうかは別として、
 ショーウィンドウに並ぶステキな服とかステキな靴とかすてきなバッグとか。
             惹かれずに通り過ぎるのは無理な相談。
    不況でもお小遣いがぴんちでも節約中でもです。

映画プリティーウーマンの一番すかっとするシーンは絶対
  [ぴかぴか(新しい)]ジュリア・ロバーツがロデオドライブで山のように服を買うシーン[ぴかぴか(新しい)]ですから(笑)

原作はロンドンのベストセラー小説なのだとか 
       
うっかり買い物に行ってしまいそうなお休みの日
     ショッピング代わりにおすすめです。   えつ
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"Nothing defines me except you and your mother"
          from the movie confessions of a Shopaholic

公開は5月30日♪→ 
posted by etsu at 17:15| Comment(338) | 映画